皆さん、こんにちは。UZUZ Plus(ウズウズプラス)の藤川です。
就職活動の「第一関門」であるSPI3。その中でも、非言語(数学)分野の「仕事算」と「速度算」は、多くの受験者が苦手意識を持つ一方で、出題頻度が非常に高い「勝負どころ」です。
これらの単元は、単なる公式の丸暗記では太刀打ちできません。
しかし、「最短で解くための型(公式)」を使いこなし、その裏側にある「論理的な仕組み」を理解すれば、一気に得点源へと変わります。
今回は、実戦形式の例題を通して、その攻略プロセスを詳しく解説します。
1. 仕事算:全体の量を「整数」で制御する
仕事算を解く際、多くの参考書では全体の仕事量を「1」と置きますが、これでは計算が分数になり、処理スピードが落ちてしまいます。
【ロジカルな攻略法:最小公倍数の活用】
全体の仕事量を、登場人物それぞれの「かかる時間の最小公倍数」で設定しましょう。
これにより、全ての計算を「整数」で進めることが可能になります。
例題: ある仕事を仕上げるのに、Aさん1人では12日、Bさん1人では18日かかります。
この仕事を2人で一緒に行うと、仕上げるのに何日かかりますか?
A. 6.0日
B. 7.2日
C. 8.4日
D. 9.0日
E. 10.2日
【解き方のプロセス】
- 全体の仕事量を決める: 12と18の最小公倍数である「36」を全体の仕事量(例:36個のタスク)と置きます。
- 1日あたりの作業量を出す: Aさん:36 ÷ 12 = 「3」 Bさん:36 ÷ 18 = 「2」
- 2人合計の作業量を出す: 3 + 2 = 「5」 (2人で協力すると1日に5ずつ進む)
- 答えを出す: 36 ÷ 5 = 7.2日
正解:B
【論理的な仕組み】 「1」という抽象的な数字を「36個の作業」という具体的なシステムに置き換えることで、
脳の計算負荷を下げ、ミスを物理的に防ぐロジックです。
この「整数の仕組み」を武器にできれば、複雑な3人以上の問題も同様に解くことができます。
2. 速度算:状況を「相対速度」でシステム化する
速度算で最も大切なのは、公式に数字を当てはめることではなく、移動の状況を可視化することです。
【ロジカルな攻略法:相対速度の考え方】
特に「追いかけっこ」の問題では、2人の「速さの差」に着目します。
これにより、複雑な移動を「距離が縮まるスピード」という一つのシンプルな仕組みとして捉えることができます。
例題: 弟が分速60mで歩いて家を出発しました。その10分後に、兄が分速90mで弟を追いかけました。
兄は出発してから何分後に弟に追いつきますか?
A. 10分後
B. 15分後
C. 20分後
D. 25分後
E. 30分後
【解き方のプロセス】
- スタート時点の距離(差)を出す: 弟が先に10分歩いているので、60m × 10分 = 「600m」の差が開いています。
- 「追い上げスピード」を出す: 兄は弟より毎分どれだけ早いかを考えます。 90m - 60m = 「分速30m」 (1分間に30mずつ差が縮まるシステム)
- 答えを出す: 開いている600mを、分速30mで縮めていくので、 600 ÷ 30 = 20分
正解:C
【論理的な仕組み】 公式を丸暗記するのではなく、二人の動きを「1分間に30m縮まる仕組み」として論理的に整理することで、
どんな応用問題にも対応できる「武器」になります。
こうした相対的な視点は、ITエンジニアがネットワークの遅延やデータ転送を考える際の論理的思考にも通じるものがあります。
最後に:仕組みを知ることは「安心」に繋がる
「まずは公式で時間を短縮し、その後に『なぜそうなるのか』というロジックを確認する」
このステップで学ぶことで、SPI対策はただの試験勉強から、「論理的な課題解決スキルの習得」に変わります。
「解き方の背景」が分かると、本番で少しひねった問題が出ても焦らなくなります。
その余裕こそが、第一関門を突破する最大の鍵です。
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「一人ではどうしても解き方が身につかない」という時は、ぜひ気軽に相談してください。第一関門を一緒に、かつロジカルに突破していきましょう!

